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OpenAIがGPT-5.6を発表。中小企業はSol・Terra・Lunaをどう選ぶか

3段階のモデルを同じ業務・同じ採点表で比べ、品質差が費用差に見合う仕事だけ上位モデルへ回す判断手順を整理します。

複数のAIモデルを品質・速度・総費用で比較する導入担当者

30秒で分かる結論

  • 全社で一斉にSolへ切り替える必要はありません。
  • 定型処理はLuna、日常業務はTerra、失敗コストが高い複雑な仕事だけSolを候補にします。
  • 切り替え前に、自社の過去案件で品質・処理時間・総費用を同じ条件で比べます。

何が起きたか

OpenAIは2026年7月9日、GPT-5.6ファミリーを一般提供すると発表しました。構成はフラッグシップのSol、日常業務向けのTerra、最も低コストなLunaの3段階です。

公式発表ではChatGPT、Codex、APIで順次利用可能とされ、API価格は100万トークンあたりSolが入力5ドル・出力30ドル、Terraが入力2.50ドル・出力15ドル、Lunaが入力1ドル・出力6ドルです。価格は変更され得るため、導入時点の公式ページを再確認します。

以前と何が違うか

今回の変化は、世代番号だけで選ぶ構成から、同じ世代の中で能力と費用の段階を選ぶ構成へ移ったことです。低価格モデルを単純作業へ置き、難しい案件だけ上位モデルへ送る運用を設計しやすくなりました。

一方、公式ベンチマークや先行顧客の結果は自社業務の品質を保証しません。日本語の固有名詞、社内書式、長い添付資料、誤りを許容できない判断は、手元の正解付きデータで再評価が必要です。

会社の仕事で何が変わるか

問い合わせ分類、議事録の整形、商品データの抽出など、正解形式を決めやすい処理はLunaから試せます。顧客向け文章や複数資料の比較はTerraを基準にし、契約・重要提案・複雑な調査のように失敗時の損失が大きい仕事だけSolとの品質差を測ります。

モデル名を部署ごとに自由選択させると、費用と品質の原因が追えません。業務ID、利用モデル、入力・出力トークン、人の修正有無を同じログへ残すと、翌月の見直しができます。

導入する・限定的に試す・待つの判断

判断条件
導入する正解付きの過去案件で現行モデル以上の品質が再現し、月間費用と確認工数も予算内に収まる。
限定的に試す品質差は見えるが、日本語表現、長文、ツール実行の失敗条件がまだ分からない。1部署・1業務に限定する。
待つ正解データがない、利用規約を確認できない、または現行手順からの改善を数値で説明できない。

明日確認すること

  • 過去の実案件20件を選び、合格条件と致命的な誤りを先に定義する。
  • Sol・Terra・Lunaへ同じ入力を渡し、品質、処理時間、推定月額を1枚の表にする。
  • 本番で使うモデルと、失敗時に人へ戻す条件を業務ごとに決める。

一次情報と確認日